離婚回避 – 別居や離婚に至る前にやっておけば良かった事 (1)


実は、離婚協議が迫っています。これまでは互いの言い分が並行線で、離婚も既定路線と考えていましたが、今になって後悔が噴出してきました。定期的なコミュニケーションや影響の事前チェック、とても重要だったのに、何もしてきませんでした。これが致命的でした。みなさんはそうならない事を願っています。

夫婦関係は波瀾万丈なものです。でも一度は生涯の伴侶と誓い合った者同士、幾多のピンチも必死に乗り越えてきたのではないでしょうか?

不倫、賭け事での借金、傷害などは言語道断、愛情もスーッと引いていく事でしょう。これらはどちらに非があるかも含めわかりやすい別居、離婚の形です。

一方で、単なる性格の不一致や価値観の違い、モラハラなどが原因の事例も最近では後を絶ちません。私のケースも大きく分けるとこれにあたります。

口論に端を発してお互い口をきかない = 単にどちらが悪いかという問題ではない

みなさん、どう思われますか?これはよくあるケースだと思いますが、皆、自分がしてる事には気づかず、相手に受けたことははっきり覚えている筈です。つまり、このケースは、お互いがモラハラを行なっていて、お互いがモラハラを受けている形になります。喧嘩両成敗の考えなら一件落着ですが、あいにく生身の人間同士はそうはいきません。じわじわと溝が拡がっていきます。ただ、お互いの捉え方は同じではありません。モラハラを受けたと感じた方は、自ら口を開くのが怖くなり、雰囲気はどんどん悪くなっていきます。一回ごとの冷戦期間は短くても、お互い忘れることはなくどんどん嫌な思い出として溜まっていきます。

で、どちらか一方の持つ容器から我慢という名の液体が溢れた途端に、別居、離婚と話は進んでいきます。もう、修復は難しいでしょう。

どちらか一方が悪い場合、謝る側が明白です。謝れば許してもらえるかも知れませんし、謝らなければまず結果は明白でしょう。

一方で、互いが折れない状況が続くと、最悪な方向に事態は進んでいきます。

何故こうなったか考えてみて、ありきたりですがこう思いました。

話さえすぐにしていれば…

口論の場合、どちらにも言い分があります。すぐにどちらかが折れるのは難しいかも知れませんが、お互い口をきかなくならず、お互いに声を荒げない事を条件に都度の話し合いを行って事態を振り返っていたら、自分たちでケンカ両成敗に出来てたなとは思います。日本人には特にその気質があるように感じます。

問題はどちらが口火を切るかですが、私から言えるのは、これを読んだ人は、自分からそう努めて下さい、という事です。自分から話し合いの場をすぐ持とうとする事は、決して過失を認めた事にはなりませんし、一方でもし自分が敢えて過失を認めたら、相手も過失を認めるケースはよくあります。

結婚生活において、コミュニケーションは命綱です。これをおろそかにした事が悔やまれてなりません。

また、別居や離婚を口にする前に、その影響をきちんと調べてなかった事も悔やまれます。離婚後は、お互いが新しい道を歩むだけでなく、経済的、社会的にお互いの首を強く絞める事になります。

家や預貯金をはじめ、結婚後に結婚生活において築きあげた財産は、基本的に折半になります。お互い新居で新しい生活を始めたとして、生活水準を下げた上で合計での出費は増えていきます。本来であれば子供に相続すべき財産が、どんどん目減りしていきます。

将来の年金も、基本的に折半になります。限られた年金の合計額を2人で受け取り同居するのと、半額ずつで別々に生活するのとでは、大きな違いがあります。

これらに事前に気付いていたら、もっと対策を自発的にうてていたかも知れません。

みなさんは大丈夫だと思いますが、もし心当たりがありましたら、是非気を付けて下さい。


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