転職時の留意点(1)


最近では珍しくない転職も、昔は一大事でした。私も今の会社は4社目になります。

転職のきっかけも、いろいろあると思いますが、今回は自らや知人の経験からお伝えできる、転職先を探す際の注意点について記していきたいと思います。

転職先を探す際に注意する事

転職のきっかけは、いろいろあると思います。

a. 収入を増やしたい。

b. 人間関係をリセットしたい。

c. 他の業種にチャレンジしたい。

d. 家族の転勤について行くために新しい場所での仕事がしたい。

などです。他にもいろいろな動機はあると思いますが、上の4つのうち、すぐに進んでいいのは、d. だけかと思います。

a. 収入を増やしたい

一般的に、収入の増加と仕事の大変さは背中合わせです。そうでない場合もありますが、例えば大企業や外資系企業では、特有の注意点があったりします。その他のケースも含めて、いくつか記してみます。

今の勤務先の退職金

一般的に、自己都合での退職の場合、退職金は満額は出ません。私もそうですが、転職を繰り返していると、都度貰う退職金はかなり目減りしています。どれだけ収入が上がったら何年かかって目減り分をカバーできるかまで考えて年収アップを目指すのもいいのではと思います。

学閥

例えば従業員の多い大企業では、学閥と呼ばれるものが残っていたりします。もし経営層まで展望されてる方は、対象企業に学閥はあるのか、それはどこか、自身の出身校はどうか、探りを入れてもいいかも知れません。

クビ

外資系企業の場合、総じて能力主義が徹底されているので、ある日突然クビというのもよく散見されます。もし自分がそうなった場合、失業中に次の勤務先を探す形になりますが、採用サイドも二の足を踏むでしょう。仕事レベル面か人間性か健康面か、何か問題がある人と評価されかねません。

福利厚生

給与金額以外にも、福利厚生まで含めてレベルアップしているのかチェックしてみましょう。社会保険料や年金の会社負担比率などです。

勤務時間

収入アップ以上に勤務時間が長く重労働の場合、今の会社が副業を認めている場合、副業を加えた方がマシな場合もあるかも知れません。

b. 人間関係をリセットしたい

常識や同僚との関係に悩む方はとても多いと思います。新しい環境で心機一転頑張りたい、という気持ちはわかりますが、どこでも人間関係は懸念事項になり得ます。こればっかりは運次第です。

面接時には、必ず他の志望理由を探しましょう。いかに今の環境が過酷でも、受け入れ側にとっては、結果逃げ出した人、という評価になり易いのも事実です。現勤務先が社会的に問題になった企業でもない限り、この志望動機はネックにしかなりません。

c. 他の業種にチャレンジしたい

これは動機と本人の素養がしっかりしてるなら、いい点も多いと思います。

実際に、高待遇の求人の中には、異業種での実績を重視してるものもありますし、複数の職種経験は貴重と捉える企業は数多く存在します。将来的な価値を考えたら、決して悪い選択ではありません。

問題は、初めての職種では、周りからかなり遅れてのスタートになる点です。年収アップを狙う時と同じく、必死に頑張る覚悟がないと、転職してすぐに後悔するかも知れません。

いかがでしょうか。逆に言えば、事前にそれなりの準備をしておけば、さほど問題にならないかも知れませんね。

面接時の留意点についても、機会を改めてお話ししたいと思います。

ありがとうございました。


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