我が家には、数えきれないほどのぬいぐるみがあります。全て安価なものですが、その中で圧倒的な存在感を放つ2匹の熊がいます。アブラちゃんとゴニータです。
アブラちゃんは昔はピンクの熊だったそうですが、今ではほぼ全ての毛を失い、まるでヨーダのようないでたちです。妻の誕生を見守った強者で、もしかすると私より年上かも知れません。
たまたまある店で、アブラちゃんと同じぬいぐるみが売っていました。買ってみたら、たしかにパーツは同じなのに、ファーファとヨーダの違いがあります。
妻はアブラちゃんのおかげでテディベアが大好きです。娘が生まれる一年ちょっと前に、妻がとても興奮して帰って来ました。
「出会ったわ、遂に」
そこには、おにぎりのような頭の形をした、とぼけた顔だがオーラのやたら強い白い熊がいました。
彼が我が家の主、ゴンチャロフ、通称ゴニータ、またはゴンゴンです。そしてゴニータは、娘の誕生を見届けてくれました。
娘が成長し、しゃべるようになった時から、強く否定し続けたのが、このゴニータが自分より年上だという事でした。そして、そんな娘の機嫌を直すために、ゴニータにはキャッチフレーズが出来ました。それが、
永遠の5歳児
でした。
ゴニータは国内外の旅行、どこにもついて来ますし、我が家の大事なイベントには必ず出席しています。
まさに家族。