ミニチュアダックスフントのミロ (1)


我が家の初代の愛犬は、ミニチュアダックスフントのミロでした。娘が7歳になる頃に、弟の代わりに飼いました。

はじめはテディベアみたいなトイプードルがいないかペットショップに見に行ったのですが、チラシで目当てだったトイプードルには、何故かビビっと来ませんでした。カットの仕方が私たちがイメージしていたものと違いすぎたのかも知れません。少しがっかりして歩いていた時に、ある犬に家族が3人ともビビっときました。そこには、はじめは目当てにしてなかった真っ茶色で耳と背中の真ん中、そしてシッポが黒いダックスの赤ちゃんがいました。シェイデッドゴールドという色と説明されましたが、ただのレッドに見えました。ただ、こちらを見る目がもう家族の一員だったのです。「ボクを見て」、そう強く訴えてました。まだ2ヶ月で、小さい身体を動かしながら、目をウルウルさせてこちらを見つめてくれました。

その瞬間、家族全員の意見が一致しました。

「この子を家族に迎えよう。」

その後、犬の写真がプリントされた段ボールケースに入れられたダックスの赤ちゃんが私たちのもとに来ました。少しでも強く触ったら潰れてしまいそうな小さな赤ちゃん、彼が私たちの4人目の家族です。

名前はスペインの画家にちなみ、また強い子になるように、ミロと名付けました。

このミロは、のちにとてもヤンチャな子になるのですが、我が家に来てからしばらくは、全く鳴きませんでした。

耳が聞こえないのか?

全員がそう疑いました。ただ、お気に入りのサイコロのおもちゃで遊びまくる姿はまるで天使のようでした。娘もずっと一人っ子だったので、待望のきょうだいが出来て大喜びです。

食欲はとても旺盛で、はじめは遊んでドッグフードを一粒ずつしか食べないのですが、気がつくとお皿がからっぽになっているのです。小さい身体に似合わないほぼ丸呑みのような食べ方は、さすが狩猟犬の一種です。

すくすくと成長していったのですが、数ヶ月すると、身体に斑点や瘡蓋が目立つようになりました。心無しか、元気もありません。

これは絶対にヤバい!

当時の家の半径10kmで1番大きな動物病院に連れて行きました。ネットでの評価も高い病院です。

大きい動物病院=信頼出来る 

ネットの評価の高い動物病院=信頼出来る

これらは大きな間違いでした。大きな病院には医者がたくさんいます。出てきたのは、明らかに経験の少なそうな若い獣医師でした。いろいろ検査をした結果、「皮膚に細菌がいるので、このシャンプーで洗いながら様子を見ましょう」と言われ、人間も使った事のない5桁する薬用シャンプーを購入し、何度も試しました。しかし、全く効果はありません。数回通ったのですが、主治医は同じだし、全く効果がありません。さらにミロの元気もなくなった気がします。

ここじゃダメだ。

そこで妻が知り合いに聞いた近所の動物病院に行く事にしました。その鷺沼にある病院が、以降私たちの1番信頼出来る行きつけの病院になります。

⚫️⚫️動物病院

中に入ったら、満員でした。診察室は2つあり、中から明らかに動物好きなおじさんの声がしました。

「⚫️⚫️さん」

呼ばれた。ミロを何とか治したい。

先生はしばらく背中を触り、おもむろに顕微鏡を見出しました。そして、

「畳ダニだね。これで治るから」

と、フロントラインという薬をミロの背中に垂らしました。どんだけ高いんだろうと思ったが、診察料入れても凄く安かったのです。更に、ミロの背中は僅か2〜3日で完全に治りました。

これからは、ここにずっと行こう

そして、ミロは生涯を通し、この動物病院のお世話になる事になります。

すみません、今日はここまでです。また続きを書きますね。

では、


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